秋田修英高等学校(大仙市)で1月20日、ミニブログ「ツイッター」をテーマにした授業が行われた。大学で行われた例はあるが、高校の授業でツイッターを取り上げるのは珍しい。
授業を担当したのは、社会科講師の福田誠さん(アカウント=yokotefc)。昨年9月ごろから自身もツイッターを利用している福田さんは「出会い系や一部掲示板など、生徒に好ましくないインターネットサービスもあるが、ネットの危険性だけではなく、有効活用のための理解を深めることも大切」と、ツイッターをテーマにした授業を決めた。
2年生6人と3年生9人を対象にパソコン講習の時間2コマを使って行った授業は、ツイッターの登録方法や扱い方について、実際にパソコンや携帯電話を使って行われた。ツイッターを使った横手市のまちおこしプロジェクト「ヨコッター」の立ち上げ人の1人が「偶然、かつての教え子だった(笑)」という福田さん。「何でもやってみないとわからないと思う。今後はツイッターの具体的な活用の仕方についても授業で取り上げたい」と話す。
同校は、生徒の校内での携帯電話の使用を禁止するが、「通信制課程も併設する当校には、土日のスクーリングだけという生徒もいる。ツイッターを使ったたわいのない会話を通じて、教職員と生徒のつながりを深めることもできるのでは」(福田さん)と、教育現場でのツイッターの可能性に期待を寄せる。