「報道局に部室をください!」-秋田大学新聞発行の学生サークルが訴え

「秋田大学報道局」の三宅朝子さん(左)と部員の皆さん

「秋田大学報道局」の三宅朝子さん(左)と部員の皆さん

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 大学内外の話題を扱う「秋田大学新聞(AUP)」を発行する大学生サークル「秋田大学報道局」(秋田市手形学園町)は現在、専用部室の提供を訴えている。

大学内のオープンスペースで編集会議をする「秋田大学報道局」メンバー

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 昨年7月、約40年ぶりに復刊した「秋田大学新聞」。同紙を発行する「報道局」は、工業デザインを専攻する工学資源学部4年(当時)の市井了さんが「主筆」を務め、デザイン性の高い媒体としても話題を集めた。

 その後、教育文化学部4年の三宅朝子さんが「主筆」を引き継ぎ、当初は学生の任意団体だった「報道局」も、現在は部員10人の大学公認サークルとして活動。「AUP」の発行のほか、大学祭で「ミスコン」を企画したり、県外から講師を招いて講演会を開いたりするなど活動は活発だが、「専用の部室がない」(三宅さん)ことから、編集会議など日ごろの活動はやむなく学内のカフェなどで行っているという。

 三宅さんは「本当はファクスなどの設備は必要だし、何より編集作業のプロセスなどを後輩に伝えていく場として部室はどうしても必要」とし、「高校にも配布する『AUP』は大学のいい宣伝にもなっている。これだけ頑張っているんだから、大学施設内の空いてる一室を貸してほしい」と部室の提供を訴える。

 「AUP」は1~2カ月に1回のペースで1,300部を発行。フリー紙として県内の高校や書店、アートギャラリーで配布している。

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