秋田県内で開催される社会活動のイベント情報を1枚のカレンダーにまとめた「だれでもできる社会活動カレンダー」が現在、注目を集めている。
ホームページからダウンロードもできる「だれでもできる社会活動カレンダー」
同カレンダーを発行するのは、自身もボランティアなど社会活動に積極的に取り組む秋田市在住の加藤一恵子さん。「ビジネスに直結しにくい市民活動や社会活動の広報力は、どうしても弱いことが多い」(加藤さん)と、今春、県内で開催される市民活動のイベント情報を1枚のカレンダーにまとめ、家庭や職場の壁に貼り出すことで活動のネットワークを広げることを思い付いた。
その後、知人らと社会活動の情報発信を目的とする「まちかど情報局 puratto(プラット)」(秋田市広面、TEL 090-7065-0643)を立ち上げ、取り組みに賛同する美容室や飲食店などのスポンサーも獲得。7月から月刊カレンダーとして1,000部の発行を始めたところ、「町内会や得意先に配りたい」「社員に社会活動に参加させたい」と、「まとめて200部引き受けてくれる会社社長もいる」(加藤さん)など好評だという。
加藤さんは「市民活動への参加からは、お金には変えがたい何かを生み出していく達成感が得られる」とし、「当カレンダーが、多くの皆さんにとって市民活動への参加のきっかけになれば」と話す。
A3サイズ。毎月20日発行。ホームページからダウンロードもできる。