秋田市で運行中の自転車タクシー「ベロタクシー」の専属ドライバー木元寿さんが8月から、男鹿半島の自転車ツアーガイドサービス「アシスト」を始めた。
サイクリングツアー参加者の安全な走行を守りながら自転車でコース案内をするサイクリングツアーガイド。自転車レースで、自己を犠牲にしてチームの有力選手をサポートする選手を意味する「アシスト」からサービス名を付けた。
4年ほど前、長距離走行には向かないとされる一般的な自転車で200キロを走破したという木元さん。道中、ロードレーサータイプの自転車が軽快に走行しているのに刺激を受け、自転車熱に火が付いた。同型の自転車を手に入れサイクリングチームも主宰するなど、すっかり自転車ツーリングに夢中になった。
今春、それまで務めていた東京・福生の自動車メーカーを退職し、故郷の男鹿に帰省。男鹿半島を自転車で周遊したところ、コースや風景の素晴らしさに衝撃を受けたという。「わたしはふるさと男鹿の何も知らなかったと思った(笑)」(木元さん)。
木元さんは「男鹿半島をツーリングしたことがある人は、皆さんがコースとしての男鹿の地形に魅力を感じてくれる」とし、「アップダウンがあるコースのためツーリング経験1年以上の中級者向けだが、休憩する場所の景色がまたちょうどいい」と地元の魅力を語る。
「11月ぐらいまでは気持ちよく走ることができると思う。コースの良さは全国のどこにも負けないので、走りに来てほしい」と話す。
同サービスは、旅行代理店や宿泊施設のツアー企画が対象。アシスト料は参加者10人までで1回10,000円。
問い合わせは木元さん(TEL 090-1064-3115)まで。