秋田県雇用労働政策課は7月1日、「秋田暮らしお試し事業」の申し込み受け付けを始める。
同事業は、空き家や公共施設、農家民宿で自炊生活をしながら、地元のスーパーや医療機関など生活関連施設の確認や地域住民との交流を実体験する機会を秋田への移住希望者に提供することで、移住促進を図ることを目的に費用の一部を県が助成するもの。
「お試し」オプションとして、農林業体験メニューや渓流釣りなど余暇の過ごし方の体験プランも準備するほか、秋田での生活に関する疑問に答える「秋田暮らしアドバイザー」がサポートする。
滞在先は、鹿角市、藤里町、八峰町、北秋田市、三種町、仙北市、大仙市の4市3町の計14施設。助成対象は、滞在施設の賃借料、光熱水料、寝具・食器の借用料で、1世帯当たりの上限は5万円。滞在施設までの交通費や滞在期間の生活費は自己負担となる。
同課担当者は「地方での生活希望者は多いが、日常生活に必要なインフラに対する不安も多いと思う。当事業で、実際の生活を体験いただくことで、秋田への定住の足がかりを得てもらえれば」と期待を寄せる。
「お試し」の実施は8月1日からで、1回当たりのお試し期間は1~2週間。申込書はホームページからダウンロードできる。滞在施設や体験メニューに関する問い合わせは各町村まで。