秋田県農林水産部農山村振興課(秋田市山王1、TEL 018-860-1858)と国際教養大学地域環境研究センター(秋田市雄和)は6月8日より、「Akitaふるさと活力人(かつりょくびと)養成セミナー」を開講する。
秋田の自然、伝統、文化など地域特性を活かした農山村地域の活性化を担う人材の育成を目的として2005年に開設された同セミナーは2年間を1期とし、今回で2期目となる。同課の泉谷さんは「前回は参加者とのディスカッションを重ねながらの試行錯誤のセミナーだったが22人が修了し、これから『活力人』として活動の場を広げようとしている」と話している。
2期目の参加者22人はすでに決定し、同大学の熊谷嘉隆さんによる「地域力概論」や前中ひろみさんによる「地域マーケティング」などの講義のほか、雪中に多数のろうそくを立てる町おこしイベント「阿仁キャンドルストリート」(北秋田市)などの実践的なワークショップも体験する予定で、受講者間の地域ネットワークを活用しながら、コーディネーターとして必要な知識や地域イベント企画運営手法などのスキルを修得する。
泉谷さんは「2期目となる今回は、国際教養大学のほか県立大学や秋田公立美術工芸短期大学からも講師を招くなどプログラムも充実している。『活力人』の活動を多くの人に知ってほしい」と話している。