秋田市河辺市民センターは現在、6月3日に開催される「第21回へそまつり」のメインイベント、「へそ踊りコンテスト」の参加者を募集している。
お腹に顔を描き仮装して踊る「へそ踊り」は、同まつりの名物企画。様々な表情を見せる図腹(ずばら)と踊り手のパフォーマンスはユーモアにあふれ、毎年観客を笑いの渦に巻き込んでいる。開催地「へそ公園」は、地理的に秋田県の中心に位置し、ネーミングにちなんで1986年から「へそまつり」が始まり、以来地域を代表するイベントとして例年6月第1日曜に行われている。
過疎化や高齢化の影響を受け、同コンテストの参加者は年々減少。2003年には踊り手不足でまつりの開催が一度中止に追い込まれた経緯もある。同センターは、昨年初めて踊りの技を「伝授」する講習会を開くなどして、地域行事の存続に向けて地道な活動を続けている。
同担当者は「募集開始から日は浅いが、応募者はまだ2組。今後メディアや広報などを最大限利用して参加者を確保し、ぜひまつりを成功させたい」と話している。
募集は5月25日まで。定員は個人・グループ合わせて10組。優勝者には賞金5万円が贈られる。問い合わせは、同センター産業班(TEL 018-882-5162)まで。