秋田県生涯学習センター(秋田市山王中島町、TEL 018-865-1171)玄関ホールで、「鎌田沙織切り絵展」が開催されている。
小学生のころに切り絵を始めたという鎌田さんは、秋田市で過ごした高校時代からギャラリーやカフェで展示会を開くほか、作品が商品やテレビCMに起用されるなど多方面で活躍。現在は京都の芸術大学に進学している。
同展は、鎌田さんを高校生時代から知る同センターの所長が発案し、鎌田さんが夏休みの帰省中に準備して開催にこぎ着けたもので、小野小町やなまはげ、秋田に古くから伝わる「八郎伝説」など秋田の風物をテーマにした作品のほか、動植物をモチーフにした作品など計13点を展示する。
同センターの長谷川さんは「私自信も切り絵の原画を初めて見たが、写真で見るのとは全く違った印象で、制作風景が目に浮かぶようなリアル感がある。切り絵を見たことのない人にこそ見てもらいたい、こういう世界があることを知ってもらえれば」と話す。
開館時間は9時~17時。入館無料。10月中旬まで。