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秋田で食べ歩き向け和菓子「射貫もなか」 大学生が考案、製餡会社とコラボ

「食べ歩き」向けに一口大の最中を串に刺して販売する「射貫(いぬき)もなか」

「食べ歩き」向けに一口大の最中を串に刺して販売する「射貫(いぬき)もなか」

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 秋田県立大学大潟キャンパス(大潟村)に通う学生と製餡(あん)会社がコラボした和菓子「射貫(いぬき)もなか」が9月21日、発売された。

「踊餡亭」を運営する秋田県立大学4年の竹内大さんと3年の萩原七佳さん

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 一般的な最中よりも甘さを控え、「小豆の香りを生かした」という餡を包んだ直径3センチほどの一口最中。「踊餡亭(ようあんてい)」の屋号で県内のイベント会場などに出店し、2~4個を団子のように串に刺して、販売直前に七輪で炙(あぶ)って販売する。

 同商品を考案・発売したのは、同大4年の竹内大さんと3年の萩原七佳さん。「県内の観光地に食べ歩きできる地域発祥の商品が少ないこと」などから、製餡会社「かどや食品工業」(仙北市)に「食べ歩き向け最中」を提案。最中の皮を専業で作る「村田屋最中種処」(秋田市牛島東5)や、最中の皮を焼くための焼き型の製造を県内の鋳物店に発注するなど、県内企業の協力を得て発売にこぎ着けた。同商品のお披露目となった横手市内のイベント会場では約400本分を販売した。

 これまでにも県産の米粉が原料のラムネ菓子「こめらむね」の製造・販売を手がけるなどしてきた竹内さんは「昔ながらの職人技を持つ地元の皆さんの技術を生かして販売する当商品。食べ歩き文化の少ない秋田だが、秋田の観光地では秋田のものを食べてもらえれば」と利用を呼びかける。

 価格は、串に刺す最中の数により、2個=250円、3個=350円、4個=400円。今後の出店予定は以下の通り。9月29日=秋田市文化創造館(千秋明徳町)、10月5日・6日=JR秋田駅前ポポロード(中通7)、同12日~14日=ニプロハチ公ドーム(大館市)、同19日・20日=琴丘総合体育館駐車場(三種町)、同26日・27日=秋田県立大学(下新城中野街道)。

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