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秋田にギョーザ専門店「ふく肉」 県出身店主が武蔵小山から移転開業

東京都品川区から秋田市通町商店街に移転開業する「餃子(ぎょうざ)ふく肉」店主の遠藤訓(さとる)さん

東京都品川区から秋田市通町商店街に移転開業する「餃子(ぎょうざ)ふく肉」店主の遠藤訓(さとる)さん

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 ギョーザ専門店「餃子(ぎょうざ)ふく肉」(秋田市大町1、TEL 018-827-3201)が10月10日、秋田市通町商店街に開店する。

秋田県産のブランド豚「あきたほろよいとん」を使う焼きギョーザ

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 店主は、横手市(旧・平鹿町)出身の遠藤訓(さとる)さん。18年ほど前に上京し、ギョーザ専門店などでの修業を経て、2015(平成27)年6月、品川区の東急武蔵小山駅近くに同店名で独立開業した。食材や調理法にこだわるギョーザの提供を通して常連のファンを増やしたが、2022年3月、エリアの再開発などを理由に閉店を余儀なくされた。同エリアで代わりとなる物件を見つけられなかったことなどから帰郷し、移転開業を決めた。

 約15坪の店内に、カウンター9席とテーブル9席を設ける新店のメニューは、酒粕を飼料に使う秋田県産のブランド豚「あきたほろよいとん」や男鹿産の塩など地元の食材を多く使う。北海道産小麦粉を使う自家製ギョーザの皮は、ギョーザの調理法により異なる食感を追求し、原料の配合を変えるなどして作り分ける。ギョーザのあんに使う野菜から余分な水分が出ないよう、ミキサーを使わずに包丁で手切りするなど「丁寧な下ごしらえにこだわる」という。

 焼きギョーザや水ギョーザ(550円~720円)などのアラカルトメニューのほか、ギョーザ定食(950円~1,400円)や煮干し中華そば(800円)、角煮チャーシューをはさむパン(780円)などの食事メニューを充実させた。ギョーザや角煮チャーシュー、中華そばなど12品前後のセット「ふく肉定食」(3,300円)も。

 遠藤さんは「新店は、これまで以上に調理の手間を惜しまず、大好きな武蔵小山で育ててもらったギョーザを進化させて提供したい」と意気込みを見せる。

 営業時間は18時~22時。月曜・木曜定休。現在、予約を受け付ける。

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