豪雨災害の復旧支援が目的の「eスポーツ」大会が9月9日、秋田市などを会場に行われた。
5人1組で県内外の14チームが参加して開かれた大会。高齢者チーム「マタギスナイパーズ」などから成る秋田県eスポーツ連合(秋田市中通3)が、同チーム結成2周年の記念イベントとして企画していたところ、7月に秋田市などを襲った記録的な大雨による災害を受け、大会の目的を災害の復旧支援に変更して開いた。
競技向けパソコンや大型モニターなどが設けられた秋田市の会場では、同チームメンバー5人が参加。延べ1500人がオンラインで観戦する中、熱戦を繰り広げた。
オリジナルTシャツの販売収益の一部と、これまでに企業などから寄せられた協賛金11万円の全額を県に寄付する。
同eスポーツ連合の担当者は「地元でもeスポーツの認知が高まりつつある。活動を通して、少しでも災害復旧に役立ててもらえれば」と話す。
同団体は、今後もTシャツの販売などを通じた復旧支援活動を続ける。