秋田新幹線で輸送される弁当や総菜を即日販売する西武秋田店(秋田市中通2)の特集販売が5月21日、1周年を迎える。
賞味期限が短いことを理由に、秋田県内では販売が難しかった首都圏などの有名店が作る弁当や総菜類。そごう・西武(東京都豊島区)とジェイアール東日本物流(墨田区)が連携し、2022年5月、秋田新幹線を商品輸送に使い、同店で即日販売するサービスを始めた。
「人気のデパ地下グルメ」と銘打ち、これまでに同店が扱った商品は「なだ万厨房」「日本橋弁松総本店」「叙々苑」など、県内で初めて販売する10ブランドを含む26ブランドの約100種類。週2日のみの販売ながら販売累計は3万7000食に上り、同店総菜部門の前年比の売上も全社平均を20%ほど上回る125%まで伸びる好評ぶりを見せる。来店者数の前年比は約110%に増えた。
同社広報担当の佐藤宏一さんは「東京のデパ地下グルメを秋田で楽しんでいただけることに加え、不定期販売ではなく、定期販売を続けたことがお客さまに受け入れられたのでは」と分析。「これまでは期間限定で好評だったブランドの定期販売も始める。皆さまに利用いただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~19時。水曜と土曜に販売する。