秋田市在住の土人形作家・真坂歩さんの作品展が12月14日、ココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
真坂さんが「マサカ商店」の屋号で制作・販売するオリジナル土人形「真坂人形」の展示即売会。2018(平成30)年以降、毎年12月に同アートスペースで開き、今年も開催初日から多くのファンが足を運ぶ。
会場には、恵比寿様や大黒様、ツルなどの縁起物のほか、雪だるまやナマハゲ、ハタハタなど冬の風物を漫画のようにデフォルメした作品など約50種類、300点以上がズラリと並ぶ。価格帯は、小さな作品(3,850円)から一点物(7万7,000円)まで幅広い。
中でも、来場者の注目を集めるのは、来年の干支(えと)を模った高さ125ミリほどのウサギの人形(5,500円)。干支の人形には珍しい「逆立ち」したポーズ。御利益は「ブレない強い体と強い意志」。
「当初はウサギが座ったり、跳ねたりするポーズを検討したが、普通の人形になってしまいそうだったことから逆立ちさせた」と真坂さん。「今年も季節がやってきたなとしみじみ感じている。言葉や写真だけでは伝わりきらない、微妙な様子を見てもらえれば」と来場を呼びかける。
営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。12月18日まで。