秋田新幹線開業25周年記念のキービジュアルが、現在、ツイッターなどで話題を集めている。
3月22日に開業25周年を迎える秋田新幹線。JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)が3月7日、記念グッズなどに使うキービジュアルをウェブサイトなどに掲載した。「Memory Of AKITA」がテーマのキービジュアルは、なまはげや秋田犬など県内の風物などを背景に秋田新幹線E6系こまちが疾走する様子をコラージュし、昭和の怪獣映画のポスターをイメージしてレトロなデザインに仕上げた。
同日、秋田市に在住経験のあるシーサイドさんが「素晴らしすぎる」とツイッターに投稿したところ、これまでに約1.3万件のリツイートと約2.7万件の「いいね」に加え、「秋田犬のラスボス感」「フェイクニュースかと思った」「東映感が強すぎる」「グッズを全国販売してほしい」など多くのコメントが寄せられた。中でも、冠雪した山の上空に浮かぶUFOのような物体が、「秋田銘菓」として知られるまんじゅうのようにも見えることが話題に。
同事業を担当する東京ステーション・サービス(台東区)の担当者は「社内ではアイデアが斬新すぎるのではとの声もあったが、ネット上などで高評価が多く、モチベーションが上がっている」とし、「1872(明治5)年に鉄道が開業して150年の記念すべき年に、鉄道近代化の象徴でもある各新幹線の開業周年を迎える。コロナ禍で鉄道利用客数は低迷しているが、キービジュアルをきっかけに、秋田に行ってみたいと思うお客さまが増えればうれしい」と新幹線の利用を呼び掛ける。物体の正体については「ご想像にお任せしたい」とも。
記念キービジュアルは、A4サイズのクリアファイル(440円)やアクリル製キーホルダー(660円)、B5サイズのアクリルディスプレー(3,800円)など雑貨類のほか、Tシャツ(5,500円)やスウェットパーカー(1万2,000円)、バックパック(3,800円)などにプリントして、3月19日、JR秋田駅や角館駅など県内8駅と盛岡駅のNewDaysなど計15店で販売を予定する。