秋田市の商家などに伝わる「ひな人形」を見て回るまち歩きイベントが2月23日、通町・大町エリアで開かれる。
秋田市通町商店街(秋田市保戸野通町)の関係者や秋田市文化創造館(千秋明徳町)の職員ら有志で、2021年2月に立ち上げたまちづくりグループ「久保田城下まち育て隊」が、羽州街道として栄えた城下町の歴史や文化を市民に伝えることなどを目的に「通町・大町 雛(ひな)巡り」と銘打ち、初めて企画した。
あきた文化産業施設・松下(千秋公園)から通町や大町地区を散策しながら、旧金子家住宅(大町1)や明治期創業の酒屋・野口家(同)などに展示する江戸後期の名工・古今亭原舟月の作品を始め、京都発祥の「享保雛(きょうほびな)」や公家風の衣装をまとう「古今雛(こきんびな)」、商家・那波家の蔵に保管される江戸時代のひな飾りなど、計16組120体のひな人形を見て回る。
同団体の代表で書店を経営する平野左近さんは「初めて公開する貴重なひな人形も多い。まちなかの建築物など地域の歴史に触れられるコースを盛り込んだので、地域の魅力と合わせて楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
参加費は4,000円(ランチ代含む)。定員15人。申し込みは、同団体フェイスブックページで受け付ける。応募締め切りは2月16日。