秋田市が運用する除雪車両追跡システムで、現在、「排雪場」の混雑状況の情報を提供している。
秋田市が運用する除雪車両運行管理システム「除雪作業車両 追跡MAP」
除雪車両に設置した端末のGPS(全地球測位システム)通信を利用して車両の位置情報を取得し、パソコンやスマートフォンでリアルタイムに市内の除雪状況を確認することができるシステム「除雪作業車両 追跡MAP」。市が2013(平成25)年12月から本格運用し、昨年度は118万9000件の利用があった。
今年度からは、除雪作業車両に加え、排雪ダンプ車両の位置を追跡する「排雪場混雑MAP」も新設。旧空港跡地・雄物川右岸・秋田港埋立地など、市内に5カ所設ける主な排雪場周辺の混雑状況をリアルタイムで情報提供する。
平年の約2.5倍に上る47センチ(2月4日19時現在、気象庁)の積雪に見舞われ、通勤時などに交通渋滞が目立つ秋田市内。市道路維持課の担当者は「当システムでダンプの運行状況を確認することで、渋滞の回避に利用いただければ」とシステムの利用を呼び掛ける。