ドライフラワー作家・金和子さんの30回目となる「ナチュラルリース」展が12月3日、アトリオン(秋田市中通2)で始まった。
秋田市内でアトリエ和沙(河辺北野田)を主宰する金さんが、地元の里山や海辺などで採取して乾燥させた草花を素材に制作するリースの作品展。
1993(平成5)年から年1~2回ペースで開き、30回目を数える今回は、約80点のリース作品(3,000円~1万5,000円)のほか、木製ブロックにドライフラワーなどを1本挿した植物見本(400円~)や正月飾り(2,000円)、ガラス製ケースを使う作品「赤い実の宝石箱」(6,500円)などのオブジェ作品約50点を展示販売する。
30回目の作品展を記念し、金さんがリース作りや自身が運営するアトリエについてまとめた小冊子「里山のリース 茱萸野(ぐみの)のアトリエから」(1,500円)も制作した。
金さんは「里山に入って一緒に草花を採取してくれる友人や、地元に自生しない草花を送ってくれる全国の友人のおかげで続けることができた」と30回を振り返る。「ストレスが多いコロナ禍の日々、皆さんが自然の草花に触れて心を癒してもらえるような作品展になれば」と話す。
開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。12月5日まで。