屋外広告事業などを手掛ける新和工芸(秋田市寺内字蛭根、TEL 018-863-3721)が11月、オリジナル飛沫(ひまつ)感染防止アクリル板ワイド版を発売した。
新型コロナウイルス感染拡大の防止を目的に、対面販売が必要な店舗などに設けられる透明なアクリル板。
同社が、屋外看板の製作技術を生かして3月に販売を始めたところ、これまでに約300セットを販売するなど好評だったことに加え、顧客の要望を受けるなどしたことから、通常の商品よりも30センチほど広げた幅123センチのワイド版も開発した。アクリル板が反りにくいよう板の端をアルミフレームで補強する工夫を施した。
同社の石塚伸宏専務は「急ごしらえでアクリル板を設置したものの、寒暖差による反りに困っている店舗などの声も聞く。廃棄に困る業種もあるため、購入者向けにアクリル板の無料引き取りサービスも始めた。お客さまのニーズをくみ取りながら、柔軟な商品開発やサービス対応をしていきたい」と話す。
価格は、通常版(幅93センチ、高さ60.5センチ)=1万3,200円、ワイド版(幅123センチ、高さ60.5センチ)=1万9,800円(いずれも税込み)。