秋田市山王十字路前のビジネスホテル駐車場に8月3日、飲食屋台が設けられる。
新型コロナウイルスの影響を受けて開催が見送られた、国の重要無形民俗文化財「秋田竿燈(かんとう)まつり」。行事の中止に伴い、JR秋田駅前から秋田市役所までの導線、約2キロメートルにある商店街や駐車場などに並ぶ飲食屋台も見られなくなることを惜しむ地元飲食店などが、中止になった竿燈まつり期間に合わせて「小さな屋台村」として企画した。
ウェブ制作会社トラパンツ(秋田市旭北栄町)が地元飲食店などに呼び掛け、同社が経営する「ホテルアルファイン秋田」(同)敷地内の駐車場を会場に開く。
ホテル内の居酒屋「虎穴」や生ラムを専門に扱うジンギスカン店「ラムだっちゃ」(山王1)などが飲食メニューを提供し、利き酒師の千葉紗央律さんが地酒を勧める。メニューは、ラム焼き肉(1,000円)や一般的な居酒屋料理、ビール、日本酒(以上、500円前後~)など。
過去の竿燈まつりの様子をプロジェクターで上映し、シンガー・ソングライターのマティログさんが会場の様子をライブ配信するなどして、「夏祭り気分」を演出する。
会場内の「3密」を避ける工夫を施したり、来場者にアルコール消毒を促したりするなど新型コロナウイルス感染症予防対策を講じて開く。
開催時間は17時~22時。8月6日まで。