飲食店メニューをタクシーで宅配するサービスの実証実験が5月1日、秋田市内で始まる。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けて、著しい売上減に苦しむ飲食店業界とタクシー業界。
国土交通省が4月21日、特例措置としてタクシーに食料品の配送を認めたことなどから、テークアウトに対応する飲食店などを対象に実証実験が決まった。
秋田なまはげ農業協同組合(秋田市千秋矢留町)と秋田市・男鹿市・潟上市の3市が連携して昨年立ち上げた「秋田中央地域地場産品活用促進協議会」が運営するウェブサイト内「おうちで秋田メシ!」掲載店を対象に、山王・大町・中通・南通地区から概ね2.2キロ以内を配達エリアに実験する。事業の愛称は「おうちでタクめし!」。
利用条件は、対象エリアの飲食店から1,500円以上の料理を注文すること。対象店舗に電話注文時、同サービスの利用を伝えることで配達される。配達料金は300円。配達エリアは、順次広げる予定。
同サービスを希望する飲食店は、同サイトへの登録が必要。問い合わせは、同協議会(TEL 018-888-5724)まで。