秋田市の飲み歩きイベント「アキタ・バール街」のオンライン版が5月1日、試験的に行われる。
秋田市内の飲食店60店以上が参加し、毎回1500人以上の市民が飲み歩くイベント。
毎年9月に開くが、今秋の開催が危ぶまれることに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて苦境に立たされる飲食店の支援につなげられないかと、同実行委員会が「おうちでアキタ・バール街」と銘打ち企画した。
あらかじめ購入したチケットを使い、参加店を「はしご」しながら飲食と交流を楽しむ通常のイベントに対し、オンライン版は、参加者がテークアウトに対応する参加店に料理を予約。受け取った料理を自宅を楽しみながら、SNSやオンライン会議システム「Zoom」を使い、料理を紹介し合うなどして同イベントのファン交流を図ろうとする試み。
試験開催に参加するのは、生ラムを使うジンギスカン店「ラムだっちゃ」(秋田市山王1)、中華和膳「毘膳」(同)、居酒屋「戸隠」(山王2)、地ビールバー「ビアカフェあくら」(大町1)、イタリア料理店「ダイニング想」(同)の5店。
同実行委員長の武内伸文さんは「営業が厳しい状況にある秋田市内の飲食店の支援につながればと企画した。多くの皆さんに市内飲食店が特別に用意したテークアウト向け料理を、ご自宅で楽しんでいただだければ」と呼び掛ける。「試験開催の結果を受け、より多くの飲食店に参加いただける仕組み作りにつなげられれば」とも。
開催時間は19時~。参加無料だが、参加店の料理をテークアウトする必要がある。料理代金は3,000円。詳細はホームページで確認できる。