大館市内の紅茶スクールが認定する民間資格「ティータイムコーディネーター」の初めての認定証書授与式が7月10日、秋田市内のホテルで開かれた。
大手紅茶メーカーなどで紅茶専門店の開業や紅茶教室の企画・運営などに携わった経験を生かし、現在、大館市内で紅茶専門店と紅茶スクール「イギリス時間紅茶時間」を運営する英国紅茶研究家の斉藤由美さんが立ち上げた民間資格。大館市のほか、秋田市や弘前市などで開く講座の修了者を対象に認定する。
授与式当日、3年半ほど前から月1回ペースで28回開かれた講座を修了し、「ティータイムを豊かにコーディネートできる知識と実践力を身に付けた」として資格の認定を受けたのは女性4人。
「受講前はダージリンティーが好きだったが、講座を受けたことで紅茶の世界観が広がった。自宅に友人を招いてティーパーティーを開きたい」と秋田市在住の女性。
「しあわせ紅茶時間」(日本文芸社)など4冊の紅茶関連著書を持つ斉藤さんは「当スクールは、紅茶文化そのものを広めることが目的ではない。紅茶は一人でも日常の生活の中でも楽しめるもの。紅茶を通じて、さまざまな文化などへの関心の幅を広げていただき、皆さんの暮らしが豊かになるきっかけにしてもらえれば」と話す。
次回は9月開講予定。秋田市内などで現在開講中の講座を途中受講することもできる。問い合わせは、イギリス時間紅茶時間(TEL 0186-59-6755)まで。