「ファンタスティック!チェコアニメ映画祭」が3月22日・23日・31日の3日間、秋田ポートタワー・セリオン(秋田市土崎港1、TEL 018-853-3381)で開催される。
チェコアニメは、チェコのアーティスト・グッズ販売などを行うアットアームズ(大阪市北区)の真部社長が、30年前にフランスで出会った芸術的なチェコアニメ作品の心あたたまるストーリーを日本の子どもたちにも紹介したいと、同国の作家や制作プロダクションと交渉するなどし、日本での普及に努めてきたもの。同社の高橋昌裕さんは「チェコのアニメを知らない人もまだまだ多いが、こうした上映会がその魅力を知るきっかけになれば」と話す。
上映作品は、一流美術監督にを起用し、社会統制下時代にも市民や子どもたちに夢を与える短編アニメーションを数多く排出してきたクラートキー・フィルム・プラハ(旧・チェコ国営アニメスタジオ)の作品が中心で、「チェコアニメの父」と呼ばれたイジ―・トルンカ原作のパペット(人形)アニメーション「広がる霧」のほか、ダンスが上手なイモムシが主人公の「イモムシくんは大スター」や、カバが魔法の花に願いをかける「かばのテイリーネック」などのアニメのほか、子ども向け短編5作品。
秋田での映画祭に協力するイナダフィルム(御野場新町1)の稲田さんは「映画祭では、35ミリフィルムを使って上映するが、映写機の回る音も味わい深い。チェコが生産んだ天才アーティストの巧みな構成や、ほのぼのとするキャラクターの『ファンタスティック』な世界を、子どもから大人まで同じ空間で一体になって楽しんでもらいたい」と話している。
上映時間は、10時~11時、12時~13時、14時~15時、16時~17時。料金は500円。
ファンタスティックチェコアニメ映画祭秋田ポートタワー・セリオン「昭和」懐かしの映画ポスター資料展-秋田ポートタワーセリオン(秋田経済新聞)「ファンタスティック!チェコ映画祭」-日本未公開アニメ一堂に(シブヤ経済新聞)