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秋田の自販機向けバーガー、店頭販売でも人気に 手作りバンズが好評

「秋田の元祖B級グルメ」として市民に親しまれる「BIGバーガー」

「秋田の元祖B級グルメ」として市民に親しまれる「BIGバーガー」

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 「秋田畑」(秋田市中通1、TEL 018-827-7708)が店頭販売する「自動販売機用」ハンバーガーが現在、人気商品になっている。

「自動販売機用」と印刷されたパッケージ

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 秋田県立スケート場(新屋町)や市内の街角に設けた自販機で1970年代から販売し、「秋田の元祖B級グルメ」として市民に親しまれる「BIGバーガー」。市内デザイン会社が制作した発売当初から変わらない紙箱に入れ、「テリヤキ」と「チーズ」(以上200円)を用意する。

 製造元の倒産などの曲折を経て、現在、スピードスケート選手として国体で7回の優勝経験を持つ森林純一さんが自宅の工場(土崎港中央2)で製造を受け継ぐ。東日本大震災後にバンズの入手が困難になったことを機に、自販機向けながら森林さんの妻がバンズを手作りする。

 専用自販機の製造も終了し、老朽化などにより設置済み自販機も撤去される中、県内特産物などを扱う同店が昨年7月から取り扱いを始めたところ、「80個以上売れる日もある」という人気商品になった。「レンジを使った温め方」などを記したメモを付けて販売する。

 同店スタッフは「懐かしいとの声を多く受ける。テークアウト向けに店頭で温めてお渡しすることもできるので、皆さんに楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜は入荷しない。

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