秋田市文化会館(秋田市山王7)で12月15日、「秋田自衛隊音楽まつり」の第30回公演が開かれ、多くの来場者で盛り上がりを見せた。
陸上自衛隊秋田駐屯地と秋田県防災協会が共催し、1986(昭和61)年から例年開く公演は30回目。「秋田駐屯地音楽隊」「岩手駐屯地音楽隊」「秋田駐屯地らっぱ隊」「第9音楽隊」に所属する約50人が出演して開かれた。30回目の開催を記念し、昼の部と夜の部の2部制で開かれ、抽選で選ばれた約2000人の来場者が、吹奏楽演奏や「秋田県民歌」の歌唱などを楽しんだ。
今年は「繋~継承そして未来へ」をテーマに、同イベントでは初めて津軽三大民謡の一つに数えられる「津軽じょんがら節」を演目に、1等陸士の松本育音(いくと)さんの三味線と吹奏楽の競演も披露。会場からは大きな拍手が送られた。
秋田駐屯地広報室室長の大高茂徳さんは「地域の皆さまの応援で30回目の公演を無事に終えることができて感謝している。これからも地域の皆さまと共に発展する自衛隊を目指したい」と公演を振り返った。