大学生が中心のグループ「NIPROVI(ニプロビ)」(秋田市八橋大畑2)が現在、若者の目線から地域の魅力を発信する動画制作事業を展開している。
「若者が地元の魅力に気づくきっかけ」にと、国際教養大学3年の村上剛大さんら地元の大学に通う学生を中心に、「若者による若者のための動画づくり」をテーマに動画作成に取り組む。これまでに、「角館の町並み」や地元企業の紹介など4本の動画を制作し、7月からユーチューブで公開する。
9月3日には、動画制作へ向けたフィールドワークを横手市の旧十文字町エリアで行い、大学生7人がまちなかを取材して回った。この後も取材と撮影を重ね、10月の公開を目指して制作を進める。
村上さんは「同世代の若者から、地元の良さを発信する手段が分からないとの声を聞くことが多い。動画を通じて、若者の目線から見た地域の魅力の発信につなげられれば」と意気込みを見せる。