小玉会館(潟上市)の前庭で8月17日、ワークショップ形式のイベント「水鉄砲大合戦」が開かれ、参加した6人の小学生が水鉄砲作りと水鉄砲の撃ち合いを楽しんだ。
子どもたちから守られるはずの姫役・高橋希さんも参戦した「水鉄砲大合戦」
秋田市在住の写真家・高橋希さんが主催するアート系イベント「オジフェス」の一環として、仙北市の劇団「わらび座」の元俳優で、現在、フリーで活動する近藤真行さんらが企画した。
子どもたちは近藤さんの手ほどきを受けながら、竹竿(たけざお)をのこぎりで切ったり、水が飛び出る穴を錐(きり)で空けたりして、ポンプ式の「水鉄砲」を制作。水鉄砲合戦は「城に攻め入る敵から姫役の高橋さんを守るため、武将に扮(ふん)する近藤さんの指揮の下、紅白チームに分かれて戦(いくさ)の訓練をする」という本格的な設定で行われた。
開始合図の笛や太鼓の音とともに、子どもたちは歓声を上げて走り回りながら、盛んに水鉄砲を撃ち合った。勝負は3回戦で行われ、勝利チームの3人には姫から口づけが贈られた。
「ちょっと疲れたけど楽しかった」と、夏休みで東京から帰省中に参加した小学生。これまでにも子ども向けワークショップなどを運営してきたという近藤さんは「水鉄砲作りは竹材と大工道具を使って作る難しい作業だが、子どもたちは集中して取り組んでいた。自分の力で作ったもので遊ぶ体験になったのでは」と話す。