秋田県立博物館(秋田市金足鳰崎、TEL 018-873-4121)で現在、昭和30年代がテーマの企画展「四季のたのしみ くらしのいろどり」が開かれている。
昭和30年代に使われていた日常生活用品などを展示する秋田県立博物館
東京オリンピックや秋田国体が開かれた昭和30年代の人々の暮らしに焦点を当て、同時代の生活道具や家電製品、干拓された八郎潟と大潟村の誕生、出稼ぎ問題などを扱ったパネルなど約270点を展示する。
同博物館学芸員の丸谷仁美さんは「人々の暮らしや祭りなどが、生活様式の変化に伴い大きく変わった時代。消滅しかけていた農業用民具や伝統工芸が、民芸品として販売されるなど注目を集めたのもこの時代。時代背景に思いをはせながらご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開館時間は9時30分~16時。入場無料。
1月28日、2月12日・18日、3月4日、学芸員による展示品の解説を予定する。開催時間は14時~。