秋田経済新聞の2016年PV（ページビュー）ランキングは、美術展に合わせて販売されたグロテスクな和菓子の紹介記事が1位を飾った。

「秋田美人ドライバー」として注目を集めた元「ミスあきたこまち」

　ランキングは今年1月から12月19日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 秋田で「グロ和菓子」が話題に　美術展覧会に合わせ限定販売（7/22）
2. 秋田で元「ミスあきたこまち」の代行ドライバー　女性客獲得狙う（11/11）
3. 秋田で女性5人組「あきたわんわん娘」　コンセプトは「秋田犬×秋田美人」（8/30）
4. 秋田・教員試験に11年落ち続けた男性がカフェ開業　技術科の腕生かし（6/7）
5. 秋田の「うどん自販機」が値上げへ　営業継続へ向け理解求める（9/15）
6. 秋田県マスコットキャラ「スギッチ」が引退へ（5/9）
7. 秋田の老舗ラーメン店「えびや」閉店へ　スープにこだわり22年間の歴史に幕（3/9）
8. 秋田・川反に「若乃花」プロデュース居酒屋　県内初出店（12/9）
9. 秋田に「しょうゆ」にこだわるラーメン新店　連日売り切れの人気に（9/26）
10. 秋田の行列ができる「うどん自販機」　持ち帰り向け商品発売へ（9/14）

　動物と人や現世と来世など区別された「異界」を題材に、秋田県立美術館（秋田市中通1）で開かれた美術展のイメージに合わせ、市内の老舗菓子店が「指先」「眼球」などを生菓子で再現して館内カフェで期間限定販売したところ、グロテスクな造形で話題を集めた。

　元「ミスあきたこまち」の女性がドライバーを務める運転代行業者を紹介した記事（2位）は、その後、週刊誌が「秋田美人ドライバー」としてグラビアで紹介するなど広がりを見せた。

　県がPRアイコンとして展開する「秋田犬」をモチーフにした女性アイドルグループ（3位）が活動を始めた一方、10年にわたり県民に親しまれたご当地キャラ「スギッチ」の引退（6位）には、別れを惜しむ多くファンの声が寄せられた。

　11年間、教員試験に落ち続けた男性が開業したカフェ（4位）は、新しい目標に挑戦する姿が読者の共感を呼んだ。多くの飲食店オープン（4位、8位、9位）の陰で、市民に惜しまれながら閉店したラーメン店（7位）も。昨年、NHKがドキュメンタリー番組で紹介したことから全国的な話題となった「うどん自販機」の値上げ（5位）や、同メニューの持ち帰り向け商品の発売（10位）など、同自販機に対する変わらぬ関心の高さが見られた。