秋田市土崎港の「うどん自販機」メニューの持ち帰り向け商品が11月1日、道の駅あきた港・ポートタワーセリオン(秋田市土崎港西1)で発売される。
同港近くにある商店が1971(昭和46)年に店舗前に設けた「うどん・そば自販機」。現在でも市民に親しまれていることを扱ったNHKのドキュメンタリー番組が全国放送されたことなどから、県内外から多い日で数十人が列をなす「行列ができる自販機」として話題になった。
同商店主が高齢などを理由に3月に廃業したことに伴い、自販機は同港に隣接する「セリオンリスタ」に移設し稼働しているが、「懐かしい味を家庭でも食べていただけるように」と、カップにうどんとつゆ、天ぷらを同梱した持ち帰り向け商品を考案した。
「県内外から足を運んでくださる皆さんを行列でお待たせしたり、地元の皆さんは食べることをあきらめてしまわれたりすることもあった。家庭でも楽しんでいただければ」と担当者。
ポートタワーセリオン内物産館で販売する。価格は210円。