秋田市文化会館（秋田市山王7）で10月31日から、「舞踏から世界のBUTOHへ」など6公演が開かれる。

「踊る。秋田2016」実行委員

　モダンダンスの先覚者として活躍し、紫綬褒章の第1号受章者としても知られる石井漠と、日本独自の表現スタイル「舞踏」を生み出し、「BUTOH」を世界に広めた土方巽（たつみ）の2人の出身地である秋田を「舞踊・舞踏の聖地に」と、市民有志が昨年から開く「石井漠・土方巽記念 国際ダンスフェスティバル－踊る。秋田2016」の一環。今年は6月からダンス講座やワークショップなどを開いてきた。10月31日以降の公演は以下の通り。

　韓国の重要無形文化財の仏教舞踊「僧舞（スンム）」などをイ・チョルジンさんら3人の韓国人ダンサーが披露する「韓国古典舞踊からモダンダンスまで」（10月31日）、多彩な表現手法を用いる韓国ダンス団体「モダン・テーブル」などが出演する「韓国コンテンポラリーダンス最前線」（11月1日）、米モダンダンス団体のプリンシパルダンサー・折原美樹さんとジャズピアニストの大江千里さんのコラボ公演「アメリカ・モダンダンスの源流」、台湾の李彩娥舞団をゲストに迎え、県内バレエスクールなど6団体が出演する「あきたダンスコレクションI」（以上3日）、地元を拠点に活動するダンサーの安達香澄さんと川村真奈さんが出演する「あきた ダンスコレクションII」（5日）、「大駱駝艦（だいらくだかん）」などが出演する「舞踏から世界のBUTOHへ」（6日）。

　開催時間と入場料（1,000円～2,500円、大学生以下無料）は公演により異なる。詳細はホームページで確認できる。11月6日まで。