秋田市北部市民サービスセンター(秋田市土崎港西5)で9月11日、残り物の食材などを調理する「サルベージクッキングパーティー」が開催された。
自宅で使われないまま残っていたり、規格外のため捨てられたりする野菜などを意味する「フードロス」についての理解を深めようと、「Trattoria Ciao Gigio」(飯島長野本町)、「酒菜や香蔵」(保戸野千代田町)、市内でイタリア料理教室を主催する吉田岳青さんの3者が企画した。
当日は11人が参加。持ち寄ったトマトや枝豆などの食材で、和風ラタトゥイユなどを調理した。「家では一度に使い切れず余っていた食材を無駄なく使えた。プロに教えてもらうことでおいしくできた」と40代女性。
担当の石川奈津子さんは「規格外で廃棄されてしまう大量の野菜や果物が以前からもったいないと思っていた。楽しい雰囲気の中でサルベージクッキングを理解いただいたのでは。自宅でも実践してもらえれば」と話す。