秋田県内企業3社が現在、複数のスマートフォンを使ったドット表示スクリーンの開発を進めている。
全国で18件採択された経済産業省の「異分野連携新事業分野開拓計画」の一環。「オクトライズ」(秋田市外旭川野村)、「ゼロニウム」(山王6)、「大町ギルド」(大町1)の3社が合同で取り組む。
コンサート会場などで観客のスマートフォン画面を画素に見立て、観客がかざすことで巨大なスクリーンとなる。スマートフォン画面の点滅から位置情報を検出し、座席とスクリーンのドットを対応付けることで描画する仕組み。1万ドット以上の表示に対応する。
オクトライズの珍田有さんは「1年以上検証を重ね、多くの課題を乗り越えることでドットアニメーションの表示もできるようになった。東京オリンピックの開会式で利用できるようなアプリにできれば」と意気込む。
2017年中のリリースを目指す。