「カジノを含む複合観光施設(IR)」誘致活動に取り組むNPO法人「イーストベガス推進協議会」(秋田市旭北栄町、TEL 018-883-1906)が今年、20周年を迎えた。
ホテルやショッピング施設のほか、エンターテインメントやカジノ施設など6つの要素で構成し、都市型・地方型に分けて設置自治体を選定することが検討されている「特定複合観光施設」。
1996年、当時大学生だった長谷川敦さんら十数人が全国に先駆けてカジノを活用した地域活性化を目的に前身の団体を立ち上げ、その後、NPO法人化。正会員・賛助会員を合わせ約2600人の団体に成長した。
2012年には秋田商工会議所(旭北錦町)に佐野元彦副会頭が委員長を務める専門委員会も立ち上げられ、IRの実現へ向けた活動に協力して取り組むなど誘致に向けた機運が高まりを見せている。
5月23日に開かれた総会では、「竿燈(かんとう)まつり」に合わせて行われる「秋田市民パレード」や「市民活動フェスタ」への参加などの活動報告や、「特定複合観光施設区域法案」(通称・IR法案、カジノ法案)の最新動向を受けた今後の活動方針などについて討議した。
同NPOの長谷川理事長は「IRで地元を創生させることができると信じて学生時代から20年、仲間と共に活動を続けてきた。これからも秋田が世界の一番星のように輝く地域になるよう活動を継続したい」と意気込みを見せる。