秋田空港(秋田市雄和椿川)ターミナルビル内に設けられた「マネキン」が現在、空港利用者を楽しませている。
郷土色とあでやかさで秋田空港利用者を楽しませる「西馬音内盆踊り」マネキン
空港内に設けられているのは、市女笠をかぶった「小町娘」姿1体と「西馬音内(にしもない)盆踊り」の衣装をまとった2体の計3体の女性のマネキン。「空港利用者が土産品などの買い物だけではなく、見るだけでも楽しめるように」と空港の改装に合わせて2年ほど前に設置した。
専門業者に特注したマネキンの高さは約160センチ。着用する衣装は湯沢市内の呉服店が制作した実際の行事でも使われているもので、郷土色とあでやかさを漂わせていることなどから携帯電話のカメラで撮影する空港利用者も多い。「盆踊り姿のマネキンが好み」と友人の結婚式に出席するため空港を訪れた和歌山県在住の男性。
同空港担当者は「秋田の自然や文化を感じられるようビル内の展示物にも工夫している。マネキンだけではなく、『なまはげ』『竿燈(かんとう)』『能代ねぶながし』などの展示物も多いので、皆さんに楽しんでいただければ」と話す。