秋田市では15年ぶりとなる現代人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(神奈川県川崎市)の公演が7月31日、秋田拠点センター「アルヴェ」(秋田市東通仲町)で開かれる。秋田経済新聞などが後援。
「ひょっこりひょうたん島」を演じた人形劇団「ひとみ座」を母体に、1980(昭和55)年に発足した同劇団。現在、「人形×からだ×音×手話±コトバ!?」をキャッチコピーに、聴覚障がい者の感性を生かした作品の上演活動に取り組む。
演目は、怠け者の青年が困難に向かい合いながら歩む姿を描いた冒険劇「森と夜と世界の果てへの旅」。ナイジェリア人作家のエイモス・チュツオーラ原作の「やし酒飲み」の世界観を人形劇化した。
同劇団で企画・制作を担当する大里千尋さんは「手話や映像、身体表現などを盛り込み、障がいの有無や言語の違いに関わらず視覚的な表現で楽しむことができる作品。地域の障がい者への理解を深めていただくきっかけにもなれば」と来場を呼び掛ける。
開演は18時30分~。入場料は1,000円(当日=1,200円)、小学生以下は500円(同=600円)。チケットは「秋田贔屓(びいき)」(大町1、TEL 018-853-7470)などで販売する。