国道46号線沿い稲沢バス停前の「ヤマザキショップ協和」(大仙市)が現在、「変なコンビニ」として通行人の注目を集めている。
店舗面積は約60平方メートル。店内には、店長の舘岡辰子さんが集めた缶コーヒーのおまけコレクションやコーラのアンティーク看板などがディスプレーされているほかは、商品ラインアップなど一般のコンビニと変わった所はない。
山間部の国道沿いの立地から「クルマで素通りされやすい」ことや、30戸ほどしかない同エリアでは公共料金の収納代行業務などができないことから、「地域の皆さまに立ち寄ってもらえるように」と店内片隅でウサギの飼育を始めた。
「1年半ほど前、当店を訪れた5歳ぐらいの男児に『変なコンビニ』と言われた」ことから、「ならば」と4月中旬、「変なコンビニ」と書いた看板を掲げた所、来店客が増加。5月上旬には「国道の両方向から見えるように」と内照式の手作り看板も追加した。
「大手コンビニチェーンと違い、当グループは(契約上)自由に営業できることが強み」と舘岡さん。「クルマで通り過ぎたお客さまが、看板が気になったからと引き返して入店してくれることもある。地元の皆さまがウサギのエサを持ってきてくれるなど触れ合いの場にもなり、売り上げも少し増えた(笑)」と話す。
営業時間は6時~19時30分。