秋田市のアートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)が5月3日、開設10周年を迎える。
「ココラボラトリー」10周年企画展「ゴトラボ」の設営を進める後藤仁さん
現在、体調不良により療養中の笹尾千草さんが代表を務め、グラフィックデザイナーの後藤仁さんと2005年に開設した同アートスペース。これまでのギャラリーと異なる軽やかな雰囲気のアート空間が世代を問わず人気を集め、利用者から「ココラボ」の愛称で親しまれている。
例年、「ALWAYS 三丁目のココラボ」「思い出の川反レコーズ」などユニークなタイトルと内容で開く今年の周年企画展のタイトルは「ゴトラボ」。これまで「裏方」として運営を支えてきた後藤さんが制作した500点を超えるアート作品やデザイン作品のうち約70点を展示する。
10周年に合わせて、同アートスペースの代表を笹尾さんから引き継いだ後藤さん。「買い物やデートの途中など、日常生活の中で気構えることなく足を運んでもらえるギャラリーとして10年続けることができた」と話す。「アートスペースは時代の感性を更新していくことが大切。若い世代に引き継ぐことができる空間として続けていくことができれば」とも。
記念展は同3日~6日。営業時間は11時~19時(最終日は 17時まで)。入場無料。