「秋田市中心市街地アートによる賑(にぎ)わいづくり実行委員会」(佐々木清会長)は7月4日、8月~11月に中心市街地で展開予定の複合アートイベント「あきたアートプロジェクト」の開催概要を発表した。
プロジェクションマッピングショー「秋田幻灯夜」(昨年の様子)
市中心市街地の活性化を目的に、地元商店街や美術館を会場に官民連携で2011年から毎年行っている同イベント。今年は、県内で今秋開催予定の「国民文化祭あきた・2014」のキャッチコピー「文化を旅する」と関連を持たせた「時層の旅人」をテーマに展開する。
県内在住の美術家と中・高校生が仲小路商店街を舞台に創作活動に取り組む「仲小路ミュージアムストリート」(8月3日~6日)を皮切りに、東北最大級のプロジェクションマッピングショー「秋田幻燈夜2014」(10月16日~19日)、にかほ市出身の木版画家・池田修三さんの作品展「センチメンタルの青い旗」、日本画家の佐竹雲遊さんが5年の歳月をかけて複製した「佐竹本三十六歌仙絵巻」展(以上、10月18日~26日)、街中が舞台の観覧者参加型作品「宿命の交わるところ-秋田の場合」(10月18日~11月3日)、県内で制作活動に取り組むさまざまな分野の美術家の作品展「あきたの美術2014」(10月29日~11月3日)の6事業の開催を予定する。
同事務局担当者は「アートが軸のイベントを通じて、いつの間にか見過ごされている街中の事柄に新しい視点や価値観を見い出す機会として展開することができれば」と話す。