手軽なご当地食「B級グルメ」が全国で人気を集める中、秋田でも独自性のある食べ物を売り出そうと秋田商工会議所(秋田市旭北錦町1、TEL 018-866-8875)が、「秋田のB級グルメ」を一般募集している。
大阪の「たこ焼き」や広島の「お好み焼き」などに代表される地域の名物料理「B級グルメ」は、手軽に食べられることや値段も安いことなどが特徴で、「B級グルメ」の祭典「B-1グランプリ」が食品メーカー主催で開催されるなど全国的な人気をみせ、地元提供の食材を使用することから地産地消の側面でも注目を集めている。
最近では、認定制度もある「佐世保バーガー」や「宇都宮餃子」が人気を集めているほか、青森「しょうが味噌おでん」、八戸「せんべい汁」、鳥取「とうふちくわ」など、古くからの郷土料理が各種メディアを通じて全国区になったものや、一般公募から定着した「富良野カレー」などもある。
秋田県内では、横手市の半熟の目玉焼きを乗せた太麺のソース焼きそば「横手やきそば」が「B級グルメ」として全国的にも知られているが、秋田市にはまだ地域の名物料理がないことから、同会議所が「秋田のB級グルメ」を発掘するべく「身近な食材を利用し、四季を通じて600円前後で提供できること」を条件に一般からアイデアを募集するもの。
企画を担当する加藤さんは「あくまで一般市民から募集していることに意味を持たせたい。地元住民や秋田に来た人にも長く愛してもらえる『B級グルメ』を発掘・提供できれば」と話している。
選考は「秋田のB級グルメ発掘小委員会」が行い、結果は新聞など各種メディアで公表する。
応募用紙は同商工会議所ホームページからダウンロードできる。応募締め切りは11月22日。
「秋田のB級グルメ」アイデア大募集(秋田商工会議所)B-1グランプリ大須にB級グルメ居酒屋(サカエ経済新聞)高崎のB級グルメ「バラカツ」発売1周年(高崎経済新聞)大阪出身店主のお好み焼き店(秋田経済新聞)