秋田市を拠点に活動するシンガー・ソングライターの筒井柚紀子さんが作詞作曲した「故郷」が、世界最大規模の音楽競技会「インターナショナル・ソングライティング・コンペティション2012」でセミファイナル作品に選ばれた。
地元短大を卒業後、カナダの音楽大学に留学して歌唱や作曲などを学び、2010年に帰国後は、ボーカルの音楽指導などに携わりながら、国内外でライブ活動に取り組む秋田市出身の筒井さん。
トム・ウェイツさんやジェフ・ベックさん、マッコイ・タイナーさんらが審査員を務め、2万点以上の作品がエントリーする同競技会に、筒井さんは、ボーカル・三線・尺八・ピアノ・ウッドベースで構成し、沖縄民謡のエッセンスを取り入れて制作した楽曲をエントリー。見事、「ワールド部門」のセミファイナル作品に選ばれた。
2007年から4年半、カナダのラジオ局で日本の音楽や文化を紹介してきた経歴や、地元民謡グループとカナダの5都市7会場で公演を開いた経歴も持つ筒井さん。「日本人であることや秋田人であることを意識した曲作りに取り組みながら、音楽を通じて人と人をつなぐ文化の架け橋になることができれば」と話す。
次回ライブは6月1日、CRAWFISH(東京都港区)で開催予定。詳細はホームページで確認できる。