秋田駅前商業ビルの映画館「シネマパレ」(秋田市千秋久保田町、TEL 018-836-2990)が特集上映する名作リバイバル企画が現在、映画ファンの間で話題となっている。
153席と108席の2つの劇場を備える同館。レンタルビデオやインターネット視聴の普及、シネコンの進出などの影響を受け、入場者数が減少傾向にあるほか、配給作品のデジタル化も進むことなどから、新作の上映に加えて名作のリバイバル上映にも力を入れる。
昨年6月、「カトリーヌ・ドヌーヴ特集」を初めて企画したところ好評だったことを受け、人間ドラマやアクション、アニメなど毎回テーマを決めて幅広いジャンルの作品を上映。これまでに、1960(昭和30)年代の高度成長期の日本を描いた邦画3本、大人も楽しめるアニメ映画7本などを上映したほか、ツイッターで上映作品のリクエストも受け付けるなどしながら、地元の映画ファンを巻き込んでいる。
館主の川口豊さんは「来年にフィルム作品の配給が終了するともいわれているが、名作フィルム作品の上映などを通じて、映画館で観る見る映画の魅力を伝えていくことができれば」と来場を呼び掛ける。
営業時間は上映作品により異なる。入場料は大人1,700円、学生1,400円、小中学生・シニア(60歳以上)・幼児(3歳~)1,000円。