秋田市のウェブ制作会社「トラパンツ」（秋田市川尻御休町）は10月、携帯向けアプリの開発を通じた被災地復興プロジェクト「ファンドロイド・イーストジャパン秋田支部」の運営を始める。

「ファンドロイド・イーストジャパン秋田支部」を運営する「トラパンツ」の長谷川敦社長

　アンドロイド携帯向けアプリ開発技術者の育成と関連ビジネスの活性化を通じた被災地復興を目的に、仙台市を中心に活動するIT関連企業や個人など16者ほどで昨年立ち上げた「ファンドロイド・イーストジャパン」（本部＝仙台市）。その後、青森や福島など東北を中心に支部も立ち上がり広がりを見せる。

　支部の立ち上げを記念し、同プロジェクトの運営にも携わり、ユニークな事業内容や経営スタイルで知られるIT企業「面白法人カヤック」（神奈川県）の柳澤大輔社長を招いた講演会と対談を10月26日、秋田市にぎわい交流館（中通1）で開く。トラパンツの長谷川敦社長が対談相手を務める。

　同社担当者は「東北のクリエーターの仕事を増やすことを目的に、これまでの組織を超えた『つながり』を築くことができれば」とし、「講演会は秋田で柳澤さんの話を聞ける貴重な機会。足を運んでもらえれば」と参加を呼び掛ける。

　講演会の開催時間は18時30分～20時30分。入場無料。