新秋田県立美術館(秋田市中通1)で10月17日~20日に開催予定のプロジェクションマッピングショー「秋田幻燈夜(げんとうや)~イマジナル・マッピング・ナイト~」のリハーサルが16日、行われた。
3DCGなどの技法で制作した映像を建造物の外壁などにプロジェクターを使って投影する「プロジェクションマッピング」。観覧者の錯覚により、映像が投影された外壁が変形したり、存在しないものがあたかも存在したりするように見えることから、アートの表現手法として注目を集める。
アートによる地域活性化へ向けて官民で取り組む「あきたアートプロジェクト」の一環として企画した同イベント。CG制作プロダクションのゼロニウム(山王6)と仁賀保高校情報メディア科の生徒30人が「秋田」をテーマに3DCG作品を制作。同美術館外壁の縦9メートル、横50メートルをスクリーンに見立てて、約6メートルの高さに設置した2基の高輝度プロジェクターを使い投影する。映像に合わせる音楽は、仙北市出身の音楽プロデューサー・菅原弘明さんとha-j(ハージェイ)さんが手掛けた。
同社の伊藤茂之社長は「映像と音楽がマッチするよう調整を重ねながら制作を進めた。映像に合わせる楽曲も素晴らしい出来栄え」と作品に自信を見せる。
開催時間は18時~20時30分。入場無料。