秋田市立文化施設の共通観覧券「みるかネット・くるりん周遊パス」が7月14日、発売される。
文化施設の利用促進と地域のにぎわい創出を目的に秋田市教育委員会(山王2)が発行する。
地元ゆかりの絵画作品を収蔵・展示する「千秋美術館」(中通2)、明治時代の洋風建築で木版画家・勝平得之の作品などを紹介する「赤れんが郷土館」(大町3)、民俗行事や芸能を紹介する「民俗芸能伝承館」(大町1)、市の有形文化財で江戸時代の町家建築「旧金子家住宅」(大町1)、秋田藩主関連資料を展示する「佐竹史料館」(千秋公園)、市街地を一望できる「久保田城御隅櫓(おすみやぐら)」(同)、国の重要文化財で江戸時代の上級武士の住宅「旧黒澤家住宅」(楢山石塚谷地)の7施設で使える。
同教育委員会の担当者は「個別に回ると計900円ほどかかる料金を割安に設定した。市の文化施設は先頃オープンした『エリアなかいち』周辺に多いので、秋田の芸術や歴史も併せて親しむきっかけにしていただければ」と利用を呼び掛ける。
価格は500円。各施設で販売する。