「中国茶と盆栽-WABI展」が6月8日、アートスペース・ココラボラトリー(秋田市大町3、TEL 018-866-1559)で始まった。
震災被災地への思いをテーマにした創作盆栽展「中国茶と盆栽-WABI 展」
2007年から例年、秋田市在住の船木義則さんと正子さん夫妻が開く同展。昨年は震災のため開催を見送ったが、「被災地の皆さんが幸せに包まれて笑顔で日々を過ごせるように」と復興への願いを込めた創作盆栽展として企画した。テーマは「思い」。
会場には、津波に耐えた岩手県陸前高田市の「一本松」に見立てた五葉松の盆栽を中心に、農家の稲作へ掛ける思いを表現した作品や、「結」をイメージして「おにぎり」と一緒に展示したユニークな創作盆栽など約40点が並ぶ。
船木さん夫妻は「作品の魅力を引き出すよう工夫を施して展示した。盆栽に込めた願いや、盆栽から感じられる生きるものの力強さを若い世代の皆さんにも伝えられれば」と口をそろえる。
会場では、正子さんが来場者に中国茶も振る舞う。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。6月10日まで。