「ふるさと」がテーマの映画上映会とワークショップが6月10日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)で開かれる。
上映するのは、「平成の大合併」時に13の地域が合併した岐阜県恵那市を舞台に、志半ばで帰郷した主人公の夢と田舎の現実、愛郷心を、少年時代の思いと交差させながら描いた作品「ふるさとがえり」。
上映後、「市民参加型映画事業」モデルをデザインし、同作品の脚本も手掛けた栗山宗大さんと地元でアートスペースを運営する笹尾千草さんを招き、「ふるさと」を題材に対談するほか、「あなたにとっての『心のふるさと』ってなんですか?」をテーマに観覧者参加型ワークショップも開く。
イベント担当者は「当作品は6年半かけて制作された大作。自然が豊かなどの視点だけではなく、一人一人にとって本当のふるさととは何かを考えるきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時~16時45分。参加費500円(日本赤十字社を通じ全額を震災被災地に寄付)。定員50人。映画のみ、またはワークショップのみの参加はできない。申し込みは市民交流サロン(TEL 018-887-5312)まで。