秋田の地酒PRイベント「酒縁2012~まだ見ぬ美酒に会える場所」が5月13日、秋田拠点センター・アルヴェ(秋田市東通仲町)内の「きらめき広場」で開かれ、1000人を超える来場者でにぎわった。
秋田県内の酒販店グループ「酒和从(しゅわっと)」が昨年6月、震災チャリティーイベントとして初めて開催したところ好評だったことを受け、今年も企画した。
今年は、県内の蔵元12社が61銘柄の日本酒を用意。11時の開場と同時に県内外の日本酒ファンが続々と会場に詰めかけ、イス代わりに用意した酒瓶用ケースは程なく満席に。
蔵元ごとに用意した限定酒の人気コンテストも開いたほか、地元飲食店5店が日本酒向けにアレンジした創作料理を振る舞ったり、ご当地ヒーローが大人向けステージイベントを繰り広げたりするなどし、終日オープン形式の居酒屋を思わせるにぎわいを見せた。
「銘柄ごとの味が想像以上に違うことに驚いた。日本酒のイメージも変わった」と来場した女性客。イベントを企画した佐藤玲さんは「酒蔵と消費者の皆さんとのコミュニケーションを楽しんでもらえたようでうれしい。このご縁を広げながら、業界の活性につなげていければ」と振り返る。「次回イベントの参考にしたいので、皆さんの要望や運営側の至らなかった点など率直な感想を寄せていただければ」とも。