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秋田・竿燈の魅力を「漫画」で-秋田市竿燈会が小中学生向けに制作

小中学生向け漫画冊子「伝の夏 秋田に降りた天の川」の漫画を手掛けた今野仁さん

小中学生向け漫画冊子「伝の夏 秋田に降りた天の川」の漫画を手掛けた今野仁さん

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 秋田市竿燈会(秋田市大町1)が4月、小中学生向け漫画冊子「伝の夏 秋田に降りた天の川」を発行し、市内全小中学校や図書館などに寄贈した。

小中学生向け漫画冊子「伝の夏 秋田に降りた天の川」

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 国の重要無形民俗文化財にも指定される秋田市の夏祭り「竿燈(かんとう)まつり」。例年、地元町内会や企業など約70団体の4000人ほどが参加するが、今後少子化による参加者の減少も懸念されることから、「次世代を担う子どもに竿燈の魅力を伝えよう」とA5判49ページの漫画冊子を制作。

 コミック版「超神ネイガー」などで知られる漫画家の奥田ひとしさんの協力も得て、秋田市在住のクリエーター今野仁さんが脚本と作画を手掛けた。

 漫画は、東京に住む小学6年生の少年が秋田に滞在中、学校や家庭生活を通じて地元少年らと共に竿燈の「差し手」としての技術を身に付けながら成長していくストーリー。「あえて県外在住の少年の視点から、今現在のドラマとしてまとめた。市民が祭りにかける思いを地元の子どもたちに伝えられれば」と今野さん。

 同会担当者は「竿燈について理解を深めながら、興味を持ってもらえれば」と漫画の効果に期待を寄せる。

 1万部を発行し、市内小学校や図書館、公民館などに設置する。

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