パッケージデザインと和紙人形の作品展「包mi草展」が現在、アートスペース「ココラボラトリー」(秋田市大町3)で開かれている。
「これまでの仕事の集大成を」と、市内でデザイン事務所を経営するデザイナーの草薙修さんと妻で人形作家の郷子さんが、「家族で作った『うちアート』」をテーマに企画した。
修さんがこれまでに手掛けた日本酒のラベルやパッケージ、秋田の伝統行事を切り絵作品で制作したカレンダーなどのほか、角館の枝垂(しだ)れ桜をデザインしたシルクスクリーン版画や額縁に納めた染色作品なども展示。郷子さんが制作した和紙人形も30体ほどを展示する。
郷子さんは「デザイン事務所として約30年、パッケージデザインや切り絵、和紙人形などさまざまな形で秋田の風物をモチーフにデザインしてきた。若い世代の皆さんに仕事ぶりを見ていただければ」と来場を呼び掛ける。
会場を訪れた秋田市の男性は「まちなかなどで見たことのある作品が多く展示されていて楽しい。懐かしい感じがする切り絵作品も素晴らしい」と話していた。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。4月15日まで。